ともに、次の世紀へ。

少年マンガのグラビアを飾る小松崎茂の空想科学イラストにワクワクしていた少年の頃、同世代の正太郎少年はシンプルなリモコンで巨大なロボットを操り悪と闘っていた。

壁に掛かったテレビのあるクールな部屋で人工知能を持った人型ロボットが
家族を構成する社会の21世紀を夢見てたりした。

人体に機械が入り込み、脳だけが人間で有ることを保証する迷えるサイボーグ達は、正義と言う言葉に生きる希望を託していた。

それぞれが、様々な未来を心に秘めて、次の時代を目指した。

リモコンでクルマを車庫に入れる。ケイタイで世界と繋がる。指先でコンピュータと向き合う。そんな時代がこんなにも早く来ようとは考えもしなかった。

これからどんな世界と出会えるのだろうか。
全てが歓迎出来るものでは無いかもしれないけれど、みんなの思いが時代を形作るのは確かなのだから、森羅万象の無意識を共有する生き物の構成員である私たちは、責任と言う重い課題を背負っている。それは、過去から命を受け継ぎ未来に繋いでいく役割を、生きとし生けるものが担う宿命である。

この瞬きほどの間に生を受け土に帰るその間際、幸せな気持ちでありたいと誰しも願うはず。だから、ひたすらに、心に偽りのない正しいことを行うべきなのだと思う。

小さな一歩があるから、次の一歩が生まれる。
それが正しい気持ちの結果なら、きっとその先に幸せが待っていることだろう。
さあ、次の世紀へ。

株式会社シックス
代表取締役 山下正二郎